本日、江戸川区の令和3年度予算編成がプレスリリースされました。
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e002/kuseijoho/zaisei/toshoyosan/r3nenndo.html
コロナ禍で浮き彫りになった新たな課題に対処することに加え、高齢化に伴う社会保障経費の増加、老朽化が進む公共施設の再編・整備への対応、大規模災害への備え等、将来に向けて直面する様々な課題が山積しています。
これらにもしっかりと対処しながら、進めてきた施策を止めることなく、区民生活の向上および地域経済の活性化を図っていくことを目指しています。
令和3年度の予算概要は、一般会計が約2,774億円、特別会計(国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療)が約1,230億円、合計約4,004億円となりました。
江戸川区においては、過去最高額の予算規模です。
これまでの財政調整基金を約258億円使い、コロナ禍で落ち込んだ区内経済を回します。
予算編成を具体的にみていくと、新規事業や拡充事業が多くあることに気がつきます。
コロナ対応以外にも、積極的な施策展開をしていこうという意気込みが感じられます。
以下、私が注目している事業について、ピックアップします。
・えどがわボランティア プラットフォーム
高齢者、障がい者、子どもなど、各分野のボランティア情報を一括で管理し、町会等のニーズとマッチングします。
モデル事業として、なごみの家一之江で実施予定です。
・小中学生への障がい者コミュニケーション理解促進
小中学校に講師を派遣し、障がい者の特性に合わせたコミュニケーション方法を学びます。
来年度は区内10校での実施を予定しています。
・障がい者虐待SOS電話の設置
身体・知的・精神の障がい者虐待通報窓口を一元化して、24時間365日受付可能なSOS電話を設置します。
・認証保育所保育料負担軽減
来年度は、保育の必要性の認定がある0~2歳児への補助が新設され、定員が充足していない認証保育所への受け入れを促進します。
・すくすくスクールの時間延長と補食
学童クラブの時間を月曜日~金曜日の午後7時まで延長します。
また、学童クラブでの補食(おやつ)の提供を保護者実費負担(月1,200円)で実施します。
・東部地区の公共施設
江戸川清掃工場の建て替えに伴って閉館となったくつろぎの家や篠崎スポーツランド付近の施設整備を計画しています。
東部地区の新たな賑わいの創出にも期待しています。
予算案については、2~3月に開催される江戸川区議会第1回定例会の予算特別委員会で審査します。
私もこの特別委員会の委員になっていますので、より具体的な議論に参画します。
将来の江戸川区を見据えた重要な判断が求められる局面だと認識しています。
これまで以上に緊張感を持って、予算審査に臨みます。