昨日・今日と江戸川区議会の本会議があり、各会派からの代表質問と一般質問がなされました。
その中で多くの議員が取り上げていた質問が「区役所新庁舎の工期延長と工事費用の増額」についてです。
昨年12月に区は、区役所新庁舎の概算工事費を約590億円と算定しました。
当初の基本構想・基本計画から1.5倍の約200億円の増額です。
建築資材の高騰や人件費の上昇が大きな理由です。
さらに、建設業界の慢性的な人手不足、働き方改革、大規模案件の増加などの影響から、最大1年10ヶ月の工期延長も見込まれています。
したがって、新庁舎の供用開始時期は当初の2029年3月から2031年1月へずれ込むことになりそうです。
我々は新庁舎の建設そのものに反対する考えはありませんが、これだけの建設費用の増額は「はい、そうですか。」とすんなり通すわけにもいきません。
新庁舎建設のための基金は積んでいるため、今回の増額が直ぐ様、区民の皆様の税負担となるわけではありませんが、そもそもの基金も原資は税金です。
今回の経緯を丁寧に説明した上で、本当に必要な新庁舎であれば、区民の皆様に理解を得て建設を進めていく必要があると考えます。