埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故から1ヶ月が経過しました。
同事故後に開催された江戸川区議会・建設委員会の中でも、区内の道路の安全点検の実施についての質疑がなされました。
その後、江戸川区では、下水道の幹線が埋設されている区道約50キロメートルを対象に、路面下の空洞を調べる車載型レーダーによる空洞調査を実施しています。

【目視による点検】
2月6日から2月10日まで、通常行っている区道の維持管理業務に加え、目視による点検作業を実施しました。
その結果、目に見える路面の異常などは発見されませんでした。
【レーダーによる点検】
2月28日からは、レーダーによる道路の点検も実施しています。
対象は、下水道の幹線が埋設されている約50キロメートルにおよぶ区が管理する道路です。
車体の後部に取り付けられた機器から地面に電磁波を照射して深さ1.5メートルまでの地中を調査することが可能です。
車両に搭載されたカメラで路面や周辺映像も同時に撮影することで異常箇所を特定します。
走行しながら道路内部の空洞や埋設物などの有無を調べることができる装置です。
危険と見られる空洞を検知した場合は、現地に職員が出向き、詳細な状態を把握した上で、必要に応じて補修作業を実施します。
この調査は、3月10日まで実施する予定です。