本日、江戸川区長と江戸川区教育長による臨時記者会見があり、以下のような事実が公表されました。
平井東小学校の渡り廊下の新設工事について、本来の予定価格は1,550万円あまりで、入札の手続きが必要にもかかわらず、実際には、入札を行わずに随意契約が可能な130万円未満の工事になるよう工事を12分割し、同じ業者に12回発注していたことが判明しました。
このことは、今年度の定期監査で指摘されたもので、区が令和5年度の学校施設の工事およそ1,450件を調査したところ、全体の1割にこうした不適切な分割発注が確認されたということです。
江戸川区は今後、区全体の過去5年分およそ15万件の工事や物品購入の契約について調査を広げるとともに第三者委員会を立ち上げ問題を検証することにしました。
この問題の背景には「学校に通う子ども達のために、少しでも早く工事を実施してあげたい」という思いがあるように感じられますが、だからと言って、ルール違反をして良いということには、なりません。
ルール通りに入札をしていれば、もっと安く工事を発注できていた可能性が高いです。
そこに使われているのは、言うまでもなく税金です。
先日の本会議において、我々会派が反対した、学校改築工事の入札の問題と似たような要素を持っています。
しかも、このようなルール違反による工事の発注が、かなり横行していた可能性があります。
徹底的に調査をして、再発防止を図っていく必要があります。
報道記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20241225/1000112469.html