本日は、江戸川区議会の建設委員会が開催されましたので、私も委員として出席しました。
建設委員会では、毎回、篠崎公園地区の整備についての話題が挙がります。
現在、工事をしている都市計画道路補助第288号線は、江戸川区の中心に位置しており、補助線街路第142号線(千葉街道)から補助線街路第284号線を経由し、補助線街路第140号線(船堀街道)までを結ぶ区内の主要な環状街路として計画決定されたものです。
将来的には、都県橋(補助第286号線)が繋がり、千葉県側にも橋梁でアクセスできるようになる予定です。
篠崎公園と江戸川の一体的利用の促進を図るため、この区間の一部(約300メートル)を箱型トンネル構造(ボックスカルバート)とする計画がされています。
このボックスカルバートについては、私も思うところがあります。
例えば、昨今のゲリラ豪雨によって、アンダーパスが冠水して通行止めになる事例が全国各地で発生しています。
そのような危険性を持つ地下トンネルを敢えて作らず、これまでと同様に堤防の上を道路が通る構造で良いように感じます。
また、新たな盛土をした場所に重量物(コンクールの塊)を埋設することになりますので、トンネル部分が他の盛土部分よりも沈下してしまうのではないかとの心配もしています。
さらに、ランニングコストの面からも、ボックスカルバートを建設する方が区が負担しなければならない費用が高いという試算が出ています。
その一方で、ボックスカルバートにすることで、堤防と法面を一体的に活用できるなどのメリットも挙げられています。
江戸川区内では、小松川千本桜の公園に2ヶ所、ボックスカルバートが設置されています。
これらの事例の検証も実施して、総合的に判断する必要があると感じています。